下京区豊園学区「人をつなげる縁側プロジェクト」

活動の概要

下京区豊園学区は、祇園祭神幸祭で神輿を先導する「榊」(さかき)を継承してきた地域で、伝統産業に従事する職人さんが多いまちでもあります。ただその一方で、マンションに移り住んできた新住民の増加やまちづくりの担い手の高齢化といった課題を抱えています。本プロジェクトの参加学生は、祇園祭や長寿祝賀会、スポーツフェスティバルといった地域の既存行事を裏方として支えるだけでなく、多様な世代の住民が集える新しいさまざまなイベントを企画し、住民の交流や新しいまちづくりの担い手発掘に取り組んでいます。

地域の理想像を語るワークショップ(2015年1月・豊園自治連合会館)地域住民13人、学生13人の合計26人で、こんな地域にしたいという理想像を議論しました。

活動の内容

豊園自治連合会の全面協力を得ながら、若い学生ならではの感覚で、従来とは異なるイベントなどを企画、運営しています。「新しい住民が地元地域に関心をもち、地域社会にデビューするきっかけを提供する」、「子供からお年寄りまでの世代間交流を促進する」というのがその主たる目的です。

地域住民の実態やニーズを把握するためのアンケート調査や地域の魅力を探るための聞き取り調査からはじめ、地域に眠る古い写真や映像を発掘して写真展や上映会を開き、親子で参加できる楽しい料理教室や地元の職人さんが伝統文化に興味を持つ子供や若者らにその技を伝授する手作り教室なども行ってきました。
最近、力を入れているのが「情報発信」です。2015年春には、地域の年間行事や寺社仏閣、職人さんといった地域の魅力をまとめた小冊子「私の好きな場所。ほうえん」を作成し、学区内の住民(約1200戸)に配布しました。新しい若い住民へのアピールを意識して、地元地域の魅力を紹介するブログも立ち上げました。

学生主体の新しい取り組みとはいえ、豊園自治連合会の全面協力を得て実施しており、どのような活動をするかは、地域住民と学生が参加するワークショップや豊園自治連合会の会合(毎月開催)などで相談しながら決めています。

フォトギャラリー(2014年12月・豊園自治連合会館)

これまでの成果

信頼関係の醸成とそれをベースとする学生の学び

学生は、祇園祭で「榊」の組立や「粽」(ちまき)の販売を手伝うなど、地域の既存行事にも積極的に参加することで、豊園自治連合会のみなさんと信頼関係を築くことができました。段取りの悪さやツメの甘さなどを繰り返し指摘される中で、学生特有の甘さが抜け、たくましさや社会性が生まれています。また、地域住民からの感謝の言葉や笑顔が、学生の自信につながっています。

新しい住民の地域社会への参加

ある程度ターゲットを絞った楽しいイベントを開催すれば、参加者層も広がることが実感できました。子供たちを対象にした参加型イベントは特に好評で、手ごたえを感じています。

祇園祭では、榊の組立や粽の販売を手伝いました。

豊園さくら祭り(2015年4月・仏光寺)に出店した学生

子ども祭り(2015年6月)

今後の目標・課題

若い世代が参加したくなるようなイベントをこれからも企画・運営していきます。若い世代が地域と繋がることで世代間交流が進み、新しい担い手の発掘が期待されます。

受賞・助成採択実績

京都市の2014年度および2015年度の「大学地域連携創造・支援事業(学まちコラボ事業)」に認定されました。また、豊園自治連合会の推薦で2015年1月には、「きょうと地域力アップ貢献事業者」として京都市から表彰を受けました。

京都市から「きょうと地域力アップ貢献事業者」として表彰されました。

【他団体・グループとの連携について】連携可

お問い合わせ

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活動団体情報

代表者
辻田 素子(経済学部教授)
専門分野:中小企業、地域産業

主な連携メンバー
豊園自治連合会、下京区社会福祉協議会、NPO法人らくさいライフスタイル(みんなの食…場Bien-Etre)

活動開始時期
2011年10月

主な活動地域
下京区豊園学区