地域活性化プロジェクト京都ものづくりI/II

活動の概要

京都府が中心になって組織された京都老舗の会の会員企業の経営者の方に、老舗における経営や伝統と革新などについて講義していただき、その方が経営されている会社、工場、お店などを実際に見学するフィールドワークを行います。
講義は学生のみではなく、一般市民にも開放し、様々な層を受講対象としています。

活動の内容

「京都老舗の会」は、京都の産学公が連携して、京の老舗の「情報発信」、「相互交流」、「学術研究」を行い、老舗企業の事業継続の秘訣を普及させ、京都企業の事業活動を側面から支援することにより、次世代を担う若手経営者を育て、受け継ぐことを目的として2012年に設立されました。
京都の老舗は、その時代ごとの厳しい社会情勢の変化の波を受けながら、堅実に家業の理念を守り、他の模範となる一方、時代の流れに柔軟に対応し、新しいスタイルを創出してきました。

「京都老舗の会」と本学経済学部のコラボレーション講義は、老舗が代々受け継いできた伝統と新しいものづくりへの挑戦について、それぞれの業種ごとに老舗経営者の方から講義をいただき京都ならではの企業モデルを研究しています。
京都の歴史は地震等の自然災害や戦乱、疫病等、様々な試練に直面し、それを克服し、発展していく苦難の連続がありましたが、数多くの困難に直面するたび、京都の復興と発展の原動力となってきたのは今日も活躍する数多くの老舗でした。
京都の老舗が日本はもとより世界で今なお輝き続けているのは、守るべきものは守りつつ、時代の変化に応じて新しいスタイルを創造し、提案するという経営哲学を有していることが大きな要因です。

この老舗の経営哲学は、「知恵の経営」として家訓や社訓として代々伝えられており、老舗企業が最も重視する事業を継続し、次世代に承継するための秘訣として大切に守られ、実践されてきましたが、今まで表に出ることは極めて稀でした。
現在、企業を取り巻く経営環境は、東日本大震災という未曾有の災害の影響はもちろん、グローバル化や新興国の台頭、少子高齢化社会の進展による後継者難など、経営の妨げとなる数多くの要因に囲まれています。

本学経済学部では、これまで、様々な困難を克服してきた老舗の経営哲学を研究し、経営に活かすことが好不況の波に左右されず事業継続に繋がることを信じて、「京都老舗の会」とのコラボレーション講義を実施しています。
フィールドワークでは、老舗企業に出向き、アンケートやヒアリング等の調査を行い、老舗が直面する課題への解決策を提示することが目標です。

2015年度は、買い手が商品を購入する新しい理由を付加するという「意味のイノベーション」の観点から、新しいビジネスモデルを考えました。

創業230年の「宇佐美松鶴堂」の系譜を次ぐ「宇佐美修徳堂」の講義

1820年創業の老舗「植芳造園」でのフィールドワーク

これまでの成果

これまで2012年度は5社、2013年度は9社及び京都府知事、2014年度は5社、2015年度は5社の老舗企業から経営者を講師として招いて、実施しています。

【他団体・グループとの連携について】連携可

お問い合わせ

以下のフォームに必要事項を記入し「確認画面へ」ボタンを押してください。
※印は必須項目です。



※半角英数字で入力してください

※個人情報保護への取り組みについてはこちら をご覧ください。

PDF

活動団体情報

代表者
松岡 憲司(経済学部教授)
専門分野:産業経済学、中小企業論

連絡先
経済学部教務課

主な連携メンバー
京都老舗の会、京都府商工労働観光部染織/工芸課

活動開始時期
2012年度

主な活動地域
京都市