活動の概要
大学の持つ資源を地域に開放するにとどまらず、地域の人材や資源を大学の教育や研究に活用したうえで、その成果を地域に還元するという双方向サイクルを基本理念としています。産官学連携、福祉フォーラム、生涯学習、地域連携、学生ベンチャー育成、の5事業を中心に、「地域に根ざした大学」として多彩な活動を展開しています。
活動の内容
RECでは、地域社会へのエクステンション(普及)を目的として、本冊子で紹介している地域や社会と連携した取り組みの他、以下のような多様な施設を設置すると共に様々な事業を手掛けています。
1. 社会連携施設
共同研究室、実験室、展示室、相談室、会議室、講義室、小ホール、レストラン等の多様な用途のスペースからなる開放型産学交流施設です。
RECホール
レンタルラボ
企業などの研究開発にご利用いただくため、RECホール内にてレンタルラボ(貸し研究室)の提供を行っています。入居企業には研究開発を支援する本学教員がつくことになっており、教員と近い距離で研究を進めることができます。
レンタルラボ
深草町家キャンパス
深草町家キャンパスは、町家の利活用を通じて、教育・研究上の成果や学内資源を地域に還元し、地域社会と共に発展することを目的として設置しています。また、京都市が全国初の条例として制定した「歴史的建築物の保存及び活用に関する条例」の適用第1号として保存建築物に登録されています。
深草町家キャンパス
2. 産官学連携事業
(1)REC BIZ-NET(RECビジネスネットワーククラブ)
産官学連携による共同研究等を創出し、従来よりもひとまわり大きな枠組みのネットワークを構築することで、同業種・異業種に関わらず、複数の企業間での連携を実現し、さらには地域社会や公的機関とも共同で取り組める新事業展開をめざしています。
(2)技術相談・研究開発・知的財産活用支援
企業における研究課題解決に向けて、本学の産官学連携コーディネーターや教員が技術相談に応じ、受託研究や共同研究、奨学寄付金、受託研究(研修)員制度など企業のニーズにあった支援を行っています。 また、本学知的財産センターと連携し、企業との共同研究等で生まれた特許を適切に管理し、地域社会の発展のためにその知的財産を技術移転する等有効に活用します。
3. 生涯学習事業
(1)RECコミュニティカレッジ
大学の知的資源を開放すべく市民向けの生涯学習講座として京都、滋賀、大阪、東京で年間約440講座を開講し、延べ1万人を超える方が受講しています。
(2)龍谷講座
1977年に第1回を実施して以来、龍谷大学の特色を活かした様々な分野で合計780回以上の講座を実施してきました。
講座の一部は伏見区との連携講座として開講しています。
(3)龍谷ジュニアキャンパス
地域の小学生を対象に、学ぶこと、体験することの面白さを感じてもらおうと「龍谷ジュニアキャンパス」を年間約30講座開講しています。
本学教員やサークルの学生が講師となって、多彩な体験型プログラムで子供たちの好奇心と社会性を育みます。
(4)連携・受託講座(研修)
様々な学外機関と連携して受講者層に応じた様々な講座(研修)の実施を受託しています。
4. 学生ベンチャー育成事業
(1)教育事業
起業に関する一般的な知識やスキルを学ぶことを通じてチャレンジ精神と創造力豊かな人材を社会へ輩出することを目的として、アントレプレナー養成講座「龍(ドラゴン)起業塾」を開講しています。
(2)プレゼン龍(ドラゴン)
起業を目指す学生のビジネスプランをプレゼンテーションするビジネスプランコンテスト「プレゼン龍」を開催しています。
「プレゼン龍」
活動団体情報
- 代表者
- 深尾 昌峰(龍谷エクステンションセンター長、政策学部准教授)
- 連絡先
- REC滋賀
rec@ad.ryukoku.ac.jp
REC京都
rec-k@ad.ryukoku.ac.jp - 主な連携メンバー
- 行政、産業界、地域住民等
- 活動開始時期
- REC滋賀 1991年10月 REC京都 2001年4月
- 主な活動地域
- 滋賀県、京都府、大阪府