在学生へのメッセージ

入澤 崇 龍谷大学学長(第19代)

2010年7月に、龍谷大学と鳥取県が協定を締結して、今年で10周年を迎えます。

これまで就職支援、人材交流を中心とした様々な取り組みを行ってまいりました。とっとりの集いは、2011年から今日まで続く世代間交流の場となっております。他にも鳥取県内企業を招いた企業説明会や、就職相談会鳥取就職カフェの実施もしております。

本学の社会連携社会貢献活動の報告会では、鳥取県の方からも参加を頂いております。また、農学部インターンシップの受け入れもして頂いております。本当にありがとうございます。

締結当時、自治体と他県の大学が就職支援をはじめとした包括協定を締結することは全国初の試みでありました。龍谷大学は今後とも地域貢献に力を入れて参ります。

龍谷大学は、今SDGsと仏教の精神を結びつけた、仏教SDGsを推進しております。今後も様々な活動を推進し、鳥取県をはじめ地域社会の連携をさらに深めていく所存であります。

今後ともどうぞよろしくお願いを申しあげて、私からのメッセージとさせていただきます。


平井 伸治 鳥取県知事

みなさんこんにちは。龍谷大学とっとりの集い、ぜひお楽しみ頂きたいと思います。考えてみますと、若原学長のとき、10年前に私たちは、龍谷大学と提携を結ぶことになりました。今日は若原学長様、また今の入澤学長様を始め、多くの皆様にもご協力をいただき、このイベントをさせて頂いております。本当に有り難うございます。

今、新型コロナで、くたびれを出されているんじゃないかな。そんな心配をしております。ふるさと鳥取も元気でやっているところであります。ちょうど今、京都と同じように、紅葉の季節になってきました。美しい秋、深まりゆくところであります。11月の6日、カニの方も解禁になりまして、ズワイガニも美味しい季節になりました。まぁぜひ、そんなふるさと鳥取も思い出して頂きたいと思いますし、これからですね、新型コロナで、大学生活も変わると思いますけれども、新しい人生を見いだすときに、鳥取のこともぜひ思い出して頂きまして、ふるさとの力になっていただけると、大変に有り難いなというふうに思います。

鳥取から皆様に対しましてエールを送ろうと、「よきよき鳥取」という事業もいたしました。これで、鳥取の美味しいものを食べて頂いた方もいらっしゃるんではないでしょうか。

鳥取でも、鬼太郎のまちやコナンのまちなど、若い方々も楽しめるところもいっぱい有ります。鳥取の企業も、関西と繋がりながら、今コロナを切り抜けて、さらに飛躍しようと頑張っているところであります。

これからもぜひ、鳥取県、皆様からも応援していただきたいと思いますし、時々、顔を見せてやっていただけると有り難いなというふうに思います。ネットで心は離れない。離れていても、心は離れない。そんな私たちのふるさとの関係がいつまでも続くわけであります。龍谷大学のキャンパスライフ精一杯楽しんで頂きまして、良い人生にしていただきたいと思います。

鳥取県、今カニの季節でありますので、「蟹取県からウェルカニ!」有り難うございました。


若原 道昭 龍谷大学元学長(第17代)

こんにちは。私、2010年に鳥取県と龍谷大学が包括協定を結ばせていただいた時の学長在任中でございました、若原でございます。

現在は故郷の鳥取県の方で暮らしております。10年前の協定締結の時のことは今でも大変印象に残っておりますが、それはその協定が、龍谷大学が都道府県と結ばせていただいた最初の連携協定であったということであります。

その前年2009年に、鳥取県関西本部の本部長さんが大学の方へお見えになりまして、大変熱心に鳥取県と大学との連携について提案をしてくださいました。

本部長さんのお話によりますと、鳥取県内の高校を卒業した生徒が一番たくさん進学しているのが龍谷大学であるということで、私ども全く知りませんでしたが、本当に嬉しい驚きでありました。当時、龍谷大学は学生募集や、あるいは学生の就職支援という面で、各地域と連携を深め、そして全国展開を図っている時でございましたので、本部長さんの提案は大変ありがたいものでございました。

また大学としましては、教育や研究、その他の諸活動の成果を社会に広く還元することは、大学の重要な使命であるというふうに思っておりますし、学生たちが卒業後、各社会の分野で活躍してくれることは、教育の成果を還元することでもあるというふうに思っております。学生諸君の活躍を大いに期待しておりますし、また鳥取県外からも龍谷大学の卒業生が、鳥取県のために協力をしてくださる。応援をしてくださる。そういういわゆる関係人口として活躍してくだされば、本当に有り難いというふうに思っております。

これからも皆様のご発展を心から期待しております。ありがとうございました。


清水 優貴 龍谷大学OB(2014年3月卒) 社会福祉法人もみの木福祉会

鳥取県米子市にあります、「もみの木福祉会」に所属しております清水優貴です。龍谷大学では、体育会バドミントン部に所属したりと、4年間福祉の勉強をしてきました。その関係もありまして、福祉の現場である「もみの木福祉会」で今は働かしてもらっています。

龍谷大学で鳥取県との関わりといいますと、僕が1年生の時に鳥取県と龍谷大学が就職提携を結んだと思うのですが、イベントの当日スタッフとして学校の学生部の方や鳥取県の方、また鳥取県定住機構の方と話をもちまして、当日のイベントを考えたりだとか、当日司会進行とかをしたりとかした思い出があります。

今、このコロナ禍で在校生在学生の皆さんは、なかなか思うような活動ができていないと思いますが、希望を捨てずにといいますか、前向きにこういう状況でも何ができるんだろうかということを考えながら、学生生活を送ってもらいたいなと思っています。

ちょっと余談になるんですけれども、私の所属している「もみの木福祉会」では僕のほかに、3名の龍谷大学の卒業生がいて、結構龍谷の人も多くて、たまに「龍谷の会」といって小さな集まりをするんですけれども、また後輩たちが来てくれることを願ってますんで、興味があったらお問い合わせいただきたいなと思います。以上です。


内田 花 龍谷大学OG(2015年3月卒) 米子信用金庫

2015年政策学部卒業生、内田花と申します。今は社会人6年目になります。大学生活の思い出といえば、京都で一人暮らしをして、学校生活もとても充実して、すごく楽しかった思い出があります。

鳥取県のイベントに関しては、私が入学した際に龍谷大学の深草キャンパスで、「鳥取県の集い」というイベントが開催されていました。そこには、先輩も鳥取県の方も多くおられて、龍谷大学にもこんなに沢山の鳥取県の方がおられるんだという印象を受けました。

私は今、社会人6年目になるんですが、米子信用金庫というところに就職させていただきました。米子信用金庫にも先輩にも後輩にも結構龍谷大学の方がおられて、今でも大学生活の話をたまにさせてもらったりしています。

今、コロナの状況の中で、大学生活もすごくいろんな不便があったり大変だと思いますが、今しかない大学生活をしっかり楽しんでください。また、就職活動の際にはいろんなことに悩んだりすることもあると思いますが、是非自分を信じて最後まで頑張ってください。


田中 和哉 龍谷大学OB(2020年3月卒) 京都市内飲食店勤務

こんにちは。鳥取県出身、龍谷大学経営学部卒業の田中和哉です。今回、このメッセージを寄せることになったきっかけは、「鳥取県ソーシャルな旅」という鳥取県包括協定10周年を記念した取材がきっかけで今回出演させていただくことになりました。

「鳥取ソーシャルな旅」とは、協定10周年を記念した3日間鳥取県を取材しよう、魅力を探そうという旅です。ここでの思い出はたくさんあるんですけど、地域を変えようとしている方々の取材をメインに行ってきました。実際自分の知らないところでたくさんの人が地域のために活動していたり、鳥取県に移住してきて、好きな鳥取県を変えようとされている方などが沢山いて、自分もこういう方たちのように地域をもっと盛り上げるってどういうことかなって、すごく考える良いきっかけになりました。

僕の思う鳥取の魅力は、一つ目は魚がおいしいことです。二つ目は海や山に囲まれた自然が豊かなところです。三つ目は県外に来てわかったんですけど県民性。具体的に言うと人の温かみとか繋がりというところが、すごく鳥取の良いところだなぁと思います。

地元を出たからこそ見える地元の魅力が、この取材から沢山学ぶことができました。それにより地域を盛り上げたいという気持ちもすごく高まり、これからは県外だからこそ見える鳥取の魅力を沢山発信していきたいと思います。