活動の概要
本プロジェクトは、(公財)京都市ユースサービス協会、京都市、特定非営利活動法人和(なごみ)等との連携のもとで、龍谷大学文学部哲学科教育学専攻の学生が、毎週木曜日の夜に、深草町家キャンパス周辺地域の子どもを対象に学習支援を行うものです。主として連携先より紹介された子どもの学習意欲向上やその他の成長を支援することで、地域の子どもたちがより多くの選択肢を持つことができるための支援を行っています。
活動の内容
基本的な活動内容等は以下の通りとなっています。
対象
主として深草地区に在住の子ども(約10名)
ボランティアスタッフ
毎回約十数名の教育学専攻の学生が参加(登録者数は約20名)
活動日・時間
毎週木曜日(休日など深草町家キャンパスが休館日は、近隣の施設にて実施)。
16時~18時:学生ボランティアによる事前準備・ミーティング等。
18時~19時半:学習支援活動(※子どもは原則この時間帯のみ参加)。 19時半~20時:学習記録作成(学生による)。
20時~20時45分:反省会。
学習支援内容
学校の予習・復習を中心とした勉強
組織体制
学生コーディネーター(1名)、顧問(本学非常勤講師・1名)、責任者(本学教員1名)・会計(1名)等
その他
週に1回のみの学習支援のため、教える内容としては「学び方を学ぶ」ということに重点を置いているが、狭い意味での学習面だけでなく子どもの視野が広がったり自信をつけたりするような人間的な成長面についても支援を行うような方針となっています。そのため、一緒に料理なども行う形での「こども食堂」といったイベント等も適宜実施しています。
週に1回深草町家キャンパスで行っています
これまでの成果
狭い意味での学力を子どもがつけることで、希望する高等学校に進学すること等を通じて、より多くの選択肢を獲得することのほか、広い意味での学力・思考力を培うことにとどまらず、より広い視野を持つとともに何事にも自信を持って行動できるように成長できるようになればと考えています。
また、大学生自身については子どもの学習支援を通じて自分自身の教えるためのスキルを高めたり、勉強以外でのコミュニケーションを通じて子ども理解を深めたりすることのみならず、組織運営や外部組織との連携などを通して社会人基礎力の涵養にもつながればと考えています。
学習成果はもとより、幅広い人間性の涵養にも努めています
今後の目標・課題
- 持続可能な組織となるような運営形態の見直し。
- 学生ボランティア自身の学習支援スキルの向上。
- タブレット端末やMOOC等を利用することでより効果的な学習支援の実現。
- 学習面以外で子ども理解と子ども支援が深化するための活動の実施(スポーツや野外活動等)。
お問い合わせ
活動団体情報
代表者
林 美輝
(文学部教授)
専門分野:社会教育・生涯学習論
主な連携メンバー
文学部・哲学科教育学専攻の学生約20名、(公財)京都市ユースサービス協会、京都市、特定非営利活動法人和(なごみ)ほか
活動開始時期
2015年4月(運営準備開始)
2015年7月(支援活動開始)
主な活動地域
龍谷大学・深草町家キャンパス