活動の概要
本学と「産学地域連携基本協定書」を締結(2014年)した滋賀県中小企業団体中央会の会員組合である滋賀県漬物協同組合と本学農学部食品栄養学科との産学連携による取り組みとして、「近江つけもの」のブランド化を目指すというテーマのもと、「近江つけもの」や関わりの深い近江の野菜等について学び、その後、同協同組合と本学教員・学生が連携し、新しい「近江つけもの」のレシピ開発を進めています。
漬物勉強会の様子
活動の内容
2016年5月
勉強会①「漬物製造におけるノロウイルスの危険性」(講師:農学部食品栄養学科 准教授 田辺 公一)
2016年6月
勉強会②「野菜の効能を生かす漬物の活用法」(講師:農学部 食品栄養学科 教授 中村 富予)
2016年7月
勉強会③「漬物を料理に活かすコツ」(講師:農学部 食品栄養学科 准教授 山崎 英恵)
2016年9月~2016年11月
学生が試作したレシピの試食会を開催
2017年1月
「漬物グランプリ2017」(主催:全日本漬物共同組合連合会)にエントリー
2017年3月
「『近江米』&『近江の漬物』魅力発信フェア」(主催:滋賀県)に出展
2017年4月
東京ビッグサイトで開催された「漬物グランプリ2017」決勝大会に出場
試食会の様子
これまでの成果
2016年度は、出来上がった11種類のレシピを「漬物グランプリ2017」に応募し、一次審査、二次審査を経て、3種類のレシピが決勝大会に進出しました。決勝大会では、3種類のうち1種類が、「一般審査特別賞」を受賞しました。
これらの活動により、学生にとっては、滋賀県への関心を高めるきっかけとなり、実際に食品の生産・加工・流通の一端に携わるという貴重な経験にもつながっています。また、活動全体としては、「近江つけもの」や近江の野菜の魅力発信に貢献しています。
杉谷とうがらし(北村さん)のプレゼンの様子
今後の目標・課題
2017年度は、「近江つけもの研究所」という団体を結成し、2016年度の活動を参考にしながら「漬物グランプリ2018」での入賞を目指します。滋賀県主催のフェア「いいものだから伝えたい 近江漬物&近江米」でアンケートをとり、その結果を今後のレシピ開発に活用する等、新たな展開も含めた活動を予定しています。新たな展開を発掘しながら、本活動が今後も継続していくために必要なことは何かという視点も含めて、関係者で相談しながら進めたいと考えています。
2016年度「『近江米』&『近江漬物』の魅力発信フェア」の様子
農学部をPR
たくさんの方に試食いただきました
受賞・助成採択実績
「漬物グランプリ2017」で表彰いただきました.
<受賞結果>
- 2016年度「漬物グランプリ2017」にて一般審査特別賞、金賞受賞
<活用した補助金>
- 2016年度:滋賀県中小企業団体中央会「滋賀県中小企業連携組織対策事業費補助金」
- 2017年度:龍谷大学学生活動支援制度「龍谷チャレンジ(社会連携・社会貢献活動部門)」活用
お問い合わせ
活動団体情報
代表者
田邊 公一
(農学部准教授)
専門分野:細菌学(含真菌学)
主な連携メンバー
山崎 英恵(農学部准教授)、滋賀県漬物協同組合
滋賀県中小企業団体中央会、滋賀県
活動開始時期
2016年5月
主な活動地域
龍谷大学 瀬田キャンパス