幻のラジオ体操第3復刻と健康増進に向けた地域・職域連携による取り組み

活動の概要

昭和21年から1年半だけNHKでラジオ放送された二代目ラジオ体操第3を70年ぶりに復刻し、地域・職域の生活習慣病予防・うつ病予防の運動ツールとして、その役割と実演指導による普及活動をしています。
具体的な活動は以下1.から4.の通りです。

  • 1.学生サークルによる実演・指導
  • 2.ラジオ体操第3の役割とその効果の講演および実演・指導
  • 3.湖南市、多賀町における生活習慣病予防・うつ病予防教室の運営
  • 4.地域・職域におけるラジオ体操第3の効果の検証

約70年の時を経て復刻された動き

活動の内容

社会学部地域福祉学科の安西将也教授(公衆衛生学)とコミュニティマネジメント学科の井上辰樹教授(運動生理学)が、東近江市と協働して、幻のラジオ体操と言われている「ラジオ体操第3」を復活させ、うつ病予防や健康づくりに向けての活用に取り組んでいます。

ラジオ体操第3はダイナミックな動きとテンポの良さが特徴で、各地で教室を開いて心と体に与える効果を調べています。東日本大震災後の心のケアを課題にする福島県郡山市からも問い合わせがあり、映像を提供するなど全国的な普及を目指して活動しています。

ラジオ体操第3は、1946~1947年にかけてNHKで放送されましたが、両腕を大きく回しながら屈伸したり、両脚を開閉しながらリズム良く跳びはねたり、ダイナミックな動きが3分15秒続きます。放送当時は音声で複雑な動きを伝えることが難しく、戦後の食糧不足による不安定な世相もあり、普及せずに短期間で終わってしまいました。

このたび、両教授を中心に、当時の音源や35年前の記念誌等の資料を手がかりにして、複雑な動きをするラジオ体操第3の全貌を明らかにすることができ、2015年には解説本、CDの発売も実現し、普及に向けた準備が整いました。

さらに、本学社会学部の学生を中心に結成された「幻のラジオ体操第3サークル」の学生が普及に向けた「体験教室」を各地で展開し、健康増進に向けた大学と地域が連携した取り組みとしてマスコミからも大変注目されています。

「第4回京都健康フォーラム」で最優秀賞を受賞しました

これまでの成果

  • ある自治体職員71名中20名にこころの課題があることをあきらかにし、3か月後にその45%が改善しました。
  • その他については、地域・職域において検証データの蓄積中ですが、生活習慣病予防とうつ病予防に大きな効果が期待でき ます。

東近江市のイベントでの実演会

今後の目標・課題

  • 学校と職域にラジオ体操第3を普及すること
  • 子供から高齢者までより広い年齢層を対象とした健康づくり効果の検証を課題としています。
  • 地域・職域におけるうつ病予防効果による自殺予防。
  • 地域におけるメタボ予防,ロコモ予防など介護予防による健康寿命の延伸を目標としています。

受賞・助成採択実績

  • 「第4回京都健康フォーラム」最優秀賞
【他団体・グループとの連携について】連携可

お問い合わせ

以下のフォームに必要事項を記入し「確認画面へ」ボタンを押してください。
※印は必須項目です。



※半角英数字で入力してください

※個人情報保護への取り組みについてはこちら をご覧ください。

PDF

活動団体情報

代表者
安西 将也
(社会学部准教授)
専門分野:公衆衛生学

連絡先
077(544)7211

主な連携メンバー
井上辰樹社会学部教授、幻のラジオ体操第3サークル、滋賀県国保連合会、協会けんぽ滋賀支部、滋賀県体育協会、大津市体育協会

活動開始時期
2013年4月

主な活動地域
湖南市、多賀町、東近江市、近江八幡市、福島県白河市、甲賀市、彦根市、守山市、大津市

プロジェクト型 プロジェクト一覧