ボランティア・NPO活動センターによる瀬田キャンパスを拠点とした活動 〜地域に根ざしたボランティア活動をめざして〜

活動の概要

ボランティア・NPO活動センターは、ボランティア活動を共生教育の一つとして位置づけ、思いやりと責任感のある行動的な人間を育成することを目的としています。そのために、学内のみならず、国内外の高等教育機関、各種のNPO・NGO、浄土真宗本願寺派、地方公共団体等との交流を深め、学内外における様々なボランティア活動の振興を図る活動を行っています。

活動の内容

1.大津祭

国指定重要無形民俗文化財の大津祭は旧大津市街で400年継承されてきた祭で、毎年多くの観光客が訪れています。学生ボランティアは、前日の宵宮、当日の本祭曳山、巡行サポーター等に関わり、地域の方々と祭りを継承させるために様々な役割を担い活動しています。

事前の活動として、大津祭曳山連盟の方々をお招きし、大学内でお囃子実演を行っています。また、曳山を組み立てる山建て見学、まち歩き、試し曳きを体験し、学生が伝統文化に触れ、ボランティアに参加するきっかけを提供しています。宵宮、本祭合わせて、毎年40名を超える学生がボランティアで参加しています。

大津祭猩々山

2.スポーツ×ボランティア=笑顔 スペシャルオリンピックスを知ろう!(知的障がい者とのミニ運動会)

知的障がい者のスポーツする機会を保障する活動を行っているスペシャルオリンピックス日本・滋賀との共催で、2017年度に初めて実施しました。事前交流会では知的障がい者との関わり方やスペシャルオリンピックスについて団体の方から説明をしていただきました。運動会の企画・運営をセンターの学生スタッフが行い、運動会当日は、学生24名が参加し、アスリート、保護者、指導者約70名とともに運動会を楽しみ交流を深めました。

スペシャルオリンピックスの玉入れ

これまでの成果

  1. 400年にわたって継承されてきた大津祭の伝統を引き継ごうと活動されている大津祭曳山連盟の方から、伝統文化を守り続ける苦労や喜び、やりがいを伝えていただき、実際の活動を通して祭の熱気を感じることができます。地域の伝統ある祭りを継続していくには若い力が必要とされており、12年に渡り大津祭の継承に関わることができたことは私たちにとっても大きな成果となっています。
  2. 毎年春に新入生に向けて行うボランティア入門講座がきっかけで、スペシャルオリンピックス日本・滋賀とのつながりがうまれました。さらに多くの学生にスペシャルオリンピックスの存在を知ってもらい、障がいのあるなしにかかわらずスポーツを通して交流しようとミニ運動会を開催するに至りました。誰でも参加できるようなスポーツを通して障がいのある方と交流するというこの活動の意義は大きく、今後も継続していきたいと思っています。

今後の目標・課題

瀬田キャンパスではサークル活動が活発に行われています。サークルに対してボランティアを紹介する機会も多く、彼らが地域に出て活躍することができるようなしくみづくりをすすめています。

【他団体・グループとの連携について】連携可

連携先へのメッセージ

地域貢献とボランティア啓発をセンターの目標に掲げています。学生が活躍できる場の情報をご提供ください。

お問い合わせ

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活動団体情報

代表者
阪口 春彦
(ボランティア・NPO活動センター長、短期大学部教授)

主な連携メンバー
自治体、地域団体、NPO・NGO団体等

活動開始時期
瀬田キャンパス(2003年10月)

主な活動地域
滋賀県内

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