東高瀬川の環境保護と地蔵盆活動

活動の概要

地元の自治会・町内会は、いずれも役員の高齢化により伝統の地蔵盆行事が停滞気味でしたが、2014年に、本学短期大学部の学生がボランティアとして地蔵盆に参加したところ、地域住民や子どもたちから地蔵盆がとても活気づいたと継続性を望む声があり好評を得ました。そこで2015年は、学生が子どもたち(幼児・児童)と高齢者をつなぐ「橋渡し世代」となって、まちづくりに貢献することを目標に、地域行事に積極的に関わる活動を展開しました。

活動の内容

自治会・町内会には多くのイベントがありますが、地蔵盆に焦点をあて地域の活性化を図ることを目標としました。活動場所となる川久保町は、深草キャンパスから徒歩10分程度、活動には最適の距離にあります。しかも川久保町の地蔵盆は昨年から、東高瀬川を借景にした夜の竹灯籠イベントを行い近隣の人びとの関心が高まりつつあります。

東高瀬川は、京都市内を南下して淀川に合流する近世に開削された一級河川です。かつては子どもたちの遊び場でしたが、この数年ゴミの不法投棄により地域の人々を遠ざけていました。竹灯籠イベントや地元の高校生による「東高瀬川周辺の環境改善」をテーマにしたまちづくり学習を通じて、高校生、小学生、行政、住民参加の河川清掃活動が実施されるようになりました。このような経緯が地域住民の注目を集め「砂川学区東高瀬川を美しく会」が結成され自治会・町内会を超えた運動が展開されています。

そこで本学学生が果たす役割は、単に地蔵盆行事に参加して当日の活性化を図るだけでなく、地域住民の一人として地域の課題に積極的に関わって行動した成果を顕在化させることです。そのため、東高瀬川の歴史や文化を学ぶこと、河川周辺の環境問題を理解して行動すること、地蔵盆へは企画、提案、事前準備を経て実施から反省点までを一連の活動として関わることを計画しました。

竹灯籠を設置した高瀬川をバックにイベントを開催

東高瀬川での清掃活動

地域住民とともに地蔵盆の準備をすすめます

これまでの成果

  • 7月:地蔵盆の企画会議で学生(10名)の企画を提案。
  • 8月初旬:学生(12名)と地域住民が東高瀬川の清掃活動。
  • 8月22日~23日地蔵盆当日、早朝のテント張り、イベント実施、学生企画のイベント、夕刻は竹灯籠イベント。翌日は寺院住職のお勤めと「数珠まわし」、畚(ふご)おろし(抽選会)を実施。
  • 9月:オープンキャンパスにて、高校生や保護者を前に地域の地蔵盆行事への関わりをプレゼンテーション。
    後期授業では、京都の伝統行事である地蔵盆の歴史や文化について文献研究。
  • 10月:伏見工業高等学校の教諭を招聘、高校生が作成した「景観改善策」が3D-VRシュミレーション画像で紹介され、環境や景観に関する講義を受講。
  • 11月:伏見工業高等学校の生徒、砂川小学校の児童、大学生、地元住民、行政(100名規模)が参加して東高瀬川の一斉清掃を実施。

今後の目標・課題

現在、一自治会の行事と河川清掃活動に参加していますが、今後は少し範域を拡大することも視野に入れて活動を展開する予定です。目標は地域コミュニティの活性化に学生が関わって、まちづくりに貢献することです。将来、学生が家族・地域の一員となったときに地域コミュニティに積極的に関わる社会人になることを期待しています。

受賞・助成採択実績

京都市と大学コンソーシアム京都主催の「平成27年度学まちコラボ事業(大学地域連携創造・支援事業」に採択され助成金を獲得しました。

「平成27年度学まちコラボ事業」でのプレゼンの様子

【他団体・グループとの連携について】連携可

連携先へのメッセージ

地域行事に積極的に関わる活動を展開してまちづくりに貢献しましょう。

お問い合わせ

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活動団体情報

代表者
窪田 和美
(短期大学部教授)
専門分野:社会学、地域社会学

主な連携メンバー
川久保町自治会、川久保町子供会、川久保町プラチナ会、砂川学区自治連合会、砂川学区東高瀬川を美しくする会

活動開始時期
2015年5月

主な活動地域
伏見区深草砂川学区東高瀬川流域、伏見区深草川久保町周辺