大津市の伝統野菜の栽培と外国人観光客向けの商品開発を目指す(2018年度「龍谷チャレンジ」採択事業)

(1)事業の概要
大津市の農林水産課、JAの方々と協力を得て大津市の伝統野菜である近江かぶらの栽培を開始。それと同時に近江かぶらの商品開発プロジェクトを開始した。

 

(2)事業実施に至る経緯と背景
サークルの取り組み内容から、近江かぶらのことを紹介してもらい大津市農林水産課の方から種を譲っていただき栽培を開始。JAレーク大津方に近江かぶらを用いた商品開発の委託を受け、サークルを通してレシピ案を考えた。

 

(3)事業実施項目
・近江かぶらの栽培
大津市農林水産課の方から譲っていただいた近江かぶらの種を8月下旬に播種をし、11月頃に収穫。3月からは近江かぶらの種を自家採種するために準備を行っています。

 

・近江かぶらを使用したメニューの考案
近江かぶらを使用したメニューをサークルで考案し、6月にプレゼンテーションを行った。どのメニューが商品開発に向いているか農林水産課、JAの方と考察を行った。また、この際、近江かぶらの栽培方法について説明していただいた。

 

・試食会の実施
近江かぶらを使用した商品開発案として最も良かった近江かぶら入りリゾットの試食会を9月に行った。3種類のリゾットを用意し、農林水産課、JAの方々に試食していただいた。

 

・近江かぶら展示会の参加
JAレーク大津農業祭に参加し、サークルで栽培した近江かぶらの展示を行った。

 

(4)事業の成果
・ 滋賀県はかぶら大国と呼ばれるほどかぶらの生産量や固定種が多いが滋賀県に住んでいる方でもそのことを知っている方は少なく、近江かぶら展示会によって知名度を上げることが出来た。

 

(5)課題と今後の展望
今回の事業での課題は
近江かぶらを栽培している農家が少なく、近江かぶらの安定供給が出来ないことである。また、扁平な形が特徴的な近江かぶらは栽培するのが難しく安定した栽培方法が無いのが欠点であり、種を供給できるのが大津市しか居ないことも課題である。
今後は栽培農家の拡大と種の安定供給を行うことが商品開発の新たな一歩になると感じる。

 

(6)事業実施を通じて見出された特長
1. ポイント1 将来を見通した計画を行うこと
2. ポイント2  その地域の方の生の声を聴くこと

 

 

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活動団体情報

代表者
郷土野菜サークル農友 代表 髙田壮真(農学部食料農業システム学科)

連絡先
REC事務部(京都)

主な連携メンバー
大津市農林水産課、JAレーク大津

活動開始時期
2017年10月

主な活動地域
滋賀県大津市

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