(1)事業の概要
大本染工株式会社の印刷技術について理解を深めるとともに、試作品の開発や市場調査を通じて、消費者に支持される商品やその機能について学修し、商品化のための必要な知識や技能を実践的に学ぶ。また、SNSを活用した情報発信やマーケティングなど、学生のアイデアを盛り込んだ活動を取り入れ、商品の魅力を発信する技能を身につけることで、商品を広くPRしていく。昨年度、先輩たちが取り組んだ実績を参考にするとともに、改善点を洗い出して活動計画をブラッシュアップさせる。男山ハロウィンイベント、ハルカス学園祭での出店を目標とするだけでなく、他の商店街等で開催しているイベントでの販売可能性を探る。
(2)事業実施に至る経緯と背景
今回この事業を実施に至った経緯は、先輩方の行っていた活動の継続並びに、さらなる事業の拡大化を狙ったことが活動の始動理由であり、背景としては、自分たちの視野を広げることや、普通に生活している中で経験できないことを大学生のうちから経験することを目指すということです。
(3)事業実施項目
(1) 製品の作成
連携団体の連携目的であるUVプリンターの促進を目指す商品を作るため、会議の結果、ストラップやカードミラーにプリント施した製品を作成
(2) プレ販売会の出店
メインのイベントとして予定していたハルカス学園祭のために地域のイベントに出店することで、商品の売り出し方を確認
(3) ハルカス学園祭への出店・販売
今回の事業でメインとしていたイベントへの出店、並びに開発した商品の販売を主に行った
(4) アンケート調査
ハルカス学園祭への出店に合わせて、なぜ来られたのか、何が気になったなどのアンケートを来場者に実施
(4)事業の成果
- UVプリントの促進:今回の連携団体の売りにしたいと考えているUVプリント自体の認知や、この技術をどのように活用していくことができるのかを自分たちだけでなく、出店したイベントに参加していただいた方たちの意見や反応を見聞きすることができた。
- 連携団体への還元:今回は先輩方から引き継ぎ2度目の連携となったが、この技術を実際に商品として売り出しているのがシールしかないという現状に自分たちなりにアプローチしていったが、納得のいく結果になったわけではなく、この経験を生かせる土壌を作るいい機会になったと思っている。
- 連携団体のアピール:そもそもが、染め物の企業様なので、そこのプリントの技術もあるのだということを広めることも事業の一環ではあったので、実際に出店したイベントで、企業様が現状販売している物も置かせていただくことで、自分たちだけでなく企業様がどのような取り組みをしているのかも知ってもらう機会にできた。
(5)今後の課題と展望
今回の事業での課題は、商品自体の制作に時間をかけすぎたがために、販売時にどう工夫して販売するのか、どのようにして売っている商品自体の説明や企業様の紹介についてを考える時間が少なくなってしまい、納得のいく販売促進にできなかったことで、今後は、スケジュール調整をしっかりすることや、リマインド管理をしていくこと、制作した商品の販売促進や、連携団体のアピールなどをより強化していけるようにすることが大事だと感じています。また、自分たちは今回で終了になりますが今後の子たちにしっかり引き継いでいくことも重要だと考えています。
(6)事業実施を通じて見出された特長
- ポイント1「0から1を作り出す難しさ」
- ポイント2「連携団体の特徴の理解」
- ポイント3「相手とする人、地域の研究」
活動団体情報
代表者
石本 悠希
連絡先
REC事務部(京都)
主な連携メンバー
大本染工株式会社、あべのハルカス近鉄本店、保護者や本学の友人
主な活動地域
龍谷大学深草キャンパス、大本染工株式会社、あべのハルカス近鉄本店