子どもとつくる繁栄会プロジェクト(2018年度「龍谷チャレンジ」採択事業)

最新情報

(1)事業の概要
私たちが拠点としている中書島繁栄会は現在、飲食店が立ち並び夜の街として賑わっていますが、昼間は多くの店がシャッターを下ろし、近隣の方々にとっては通るだけの空間となっています。さらに、中書島繁栄会と住民との関係性が薄くなっています。
そのため、昼間の空間を利用して賑わいを創出し、中書島繁栄会にとって新たな顧客を創出することが必要であると考えました。また、繁栄会と近隣の方々との関係性を構築し中書島繁栄会が地域住民に必要とされることが求められていると考えました。
そこで、私たちは昼と夜の二面性を創出し、中書島繁栄会と近隣の方々にとって賑わいのある街に変化させることを実現するため、昼間に近隣の方々や子どもたちを巻き込んだイベントを開催しようと考えました。


(2)事業実施に至る経緯と背景
 中書島繁栄会は、かつて繁華街だったという歴史的背景から多くの飲食店が立ち並び、現在も夜の街として賑わっています。その一方で、昼間に営業されている店舗数は少なく、住民の方は通過するだけの空間となってしまっています。また、店主の方々の高齢化のため、季節の行事の中止も考えられています。
 これらを受け、昼の中書島繁栄会の空間を活用する取り組みを店主の方々と連携して行い、昼と夜の二面性を作る活動に至りました。


(3)事業実施項目
◯中書島夜市への参加
 中書島夜市とは中書島繁栄会と柳町商店街の合同で行われるイベントです。私たちはこのイベントで地域の方々が出す屋台のお手伝いをしました。お手伝いをすることで繁栄会の方々や地域の方々とお話しする機会になり、また自分たちを知っていただくきっかけになりました。さらにこの夜市では私たちが行う第一回イベントの広報も行いました。


◯第1回イベント
 第1回イベントとして、風鈴商店街というイベントを実施しました。このイベントは地域の子どもたちがガラスの風鈴に絵を描き、その風鈴を私たちと一緒に中書島繁栄会に飾るというイベントです。
 このイベントを実施するにあたり、まず南浜児童館と連携しイベントの広報に協力していただきました。夜市での募集も合わせた結果、定員30人に対し27人の子どもたちを集めることができました。


◯イルミネーション飾り付け
 中書島繁栄会では毎年冬に、それぞれの店舗にイルミネーションを飾ります。しかし、高齢化によって担い手が減少しているとともに重労働であることから、私たちも飾り付けに参加することにしました。
 飾り付けをしていく中で、今年で終わりにしようと考えているということを聞きました。しかし、このイルミネーションは中書島繁栄会の夜の雰囲気の一部を形成しています。そのため私たちはこれを残していきたいと考え、私たちがイルミネーション設置を引き継ぐことになりました。


◯第2回イベント
 2回目のイベントとして、メリークリスマス商店街というイベントを実施しました。
このイベントでは子どもたちにクリスマスリースを作ってもらい、商店街に飾りに行くというイベントです。
 これに加え、今回のイベントではクリスマスという季節に合わせ、お菓子プレゼント企画を実施しました。この企画はまず、事前にお菓子をもらえる引換券を配布します。当日その引換券を持った子どもたちが繁栄会のお店に行くと、お菓子がもらえるという企画です。


(4)事業の成果
第1回目の風鈴イベント
・風鈴を繁栄会に飾りに行くことで、子どもたちが繁栄会に関わるきっかけになりました。
・繁栄会の新たな昼の雰囲気の創出に繋がり、店主の方や地域の方からも好評でした。


第2回目のクリスマスイベント
・1日目のリース作りで定員30人に対し17人が参加してくれました。
・この17人は第1回イベントに引き続き参加してくれた子どもたちもいれば、今回が初めてという子どももいました。
・繁栄会に関わるリピーターをつくることができたとともに、新たに関わる子どもたちを開拓することができたと思います。


2日目のお菓子プレゼント企画
・87枚の引換券配布に対し、57人の子どもたちが受け取りに来てくれました。
・お菓子を店主の方から子どもたちに渡すため、繁栄会と子どもたちの直接的な関わりをつくることができました。
・お菓子プレゼントは1日目の参加者だけでなく、地域の子どもたちにも引換券を配布していたため、多くの子どもたちが繁栄会を訪れるきっかけになりました。


(5)課題と今後の展望
今回の事業での課題は、中書島繁栄会の二面性を作るという目標は達成できませんでした。昼の時間の活性化は進んだものの、夜の中書島繁栄会にアプローチすることができませんでした。
今後は、昼の中書島繁栄会をさらに盛り上げつつ、夜の繁栄会も盛り上げて行きたいです。


(6)事業実施を通じて見出された特長
1. ポイント1「地域に話を早めに持っていく」
2. ポイント2「ミーティングのためのミーティングを行う」
3. ポイント3「スピード感をもって活動する」

 

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活動団体情報

代表者
ここだけのパレット 代表 高藤もも乃(政策学部政策学科)

連絡先
REC事務部(京都)

主な連携メンバー
中書島繁栄会、南浜児童館、南浜学区社会福祉協議会

活動開始時期
2017年7月

主な活動地域
伏見区 中書島地域