活動の概要
龍谷大学政策学部井上ゼミでは、2012年から深草地域を中心に商店街活性化、地域コミュニティ、大学と地域連携をテーマに活動をしています。
対象とする商店街は、主に日用品や食料品等を扱う近隣型商店街が中心で、学生ならではのアイデアや力を活かして商店街に関わり、商店街、地域、学生のつがなりを構築しながら商店街に活気を取り戻すことができるような調査、活動を展開しています。
淀本町商店街七夕まつりアンケート調査
活動の内容
各種調査
商店街の加盟店、非加盟店、来街者等に対して、アンケート・ヒアリング調査などを実施し、各店舗の実態把握、来街者・消費者のニーズ把握、商店街への報告・提案を行っています。
意見交換の場の企画、運営
商店街の店主(加盟店・非加盟店)の方に集まっていただき、話し合いの場を設け、今後の商店街や、学生が考えた企画などについて意見交換を行っています。それにより、加盟・非加盟の壁を越えた店主同士が話すきっかけ作り、既存にないイベント企画の考案などを行ってきました。
商店街ガイドブック・MAPの制作
商店街や地域の人たちのつながりを紹介する「深草商店街ガイドブック・マップ」の取材・編集に携わり、商店街や地域の魅力を学生の目線で発掘し、広くPRしてきました。
イベント企画・運営
これまでに大学生や小学生を対象とした、商店街まちあるきイベントを実施しています。2015年からは、深草商店街内にある深草小学校の児童・保護者を対象にハロウィンイベントを実施しています。大学生と一緒に衣装を制作したり、大学生が商店街を案内し、商店主との交流を図るイベントで、店舗側には様々な参加形態を設けより多くの店舗の協力を得て、小学生や保護者に商店街や店主との交流のきっかけづくりを行っています。
ハロウィンイベントでの衣装づくり
ハロウィンイベントでの店主さんからのクイズ
これまでの成果
- 深草商店街個店ヒアリング調査(2013年3~4月)
- 深草商店街非加盟店ヒアリング調査(2014年9月)
- 深草商店街サミット(理事との会合)(2013年6月~2014年8月、年数回)
- 深草商店街意見交換会(加盟店、非加盟店との交流の場)(2014年12月~2016年2月、年数回)
- 深草商店街ガイドブック・MAP制作・活用(2013年10月~2014年5月)
- 学生対象深草商店街街コン(町歩きイベント)企画・運営(2013年10月、2014年6月)
- ふかくさ100円商店街に関する調査(2015年10~11月)
- 小学生対象深草商店街ハロウィンイベント企画・運営(2015年10月~、年1回)
- 淀本町商店街調査(2017年5~6月)
- 淀本町商店街七夕まつり、来街者、青空市出店者ヒアリング調査(2017年7月)
ハロウィンイベント集合写真
今後の目標・課題
2012年から深草商店街を中心に活動を展開していましたが、2017年からは、淀本町商店街にもフィールドを広げています。近隣型商店街は、どこも店主の高齢化、後継ぎ問題、空き店舗の増加、組合加盟店の減少など、厳しい現状を抱えていますが、物販だけではなく、NPOや市民活動団体の活動拠点、多様な世代の交流の場、地域のコミュニティの拠点として大きな可能性を秘めていると思います。
お問い合わせ
活動団体情報
代表者
井上 芳恵
(政策学部准教授)
専門分野:都市計画、まちづくり
連絡先
075-645-8412
主な連携メンバー
深草商店街振興組合、京都市立深草小学校、淀本町商店街振興組合
活動開始時期
2012年1月
主な活動地域
深草商店街、淀本町商店街