レジリエントな地域のための防災まちづくりプロジェクト

活動の概要

東日本大震災や熊本地震など度重なる大災害が頻発し、行政主導によるトップダウンによる防災ではもはや立ち行かなくなっています。そのような状況から、2014年度から一定の地区の居住者及び事業者が行う自発的な防災活動に関する地区防災計画制度が創設され、地域の実情に応じたオーダーメイド型の防災計画の策定と防災まちづくりの実践がますます求められるようになりました。

龍谷大学政策学部石原ゼミ(地域レジリエンス研究室)では、大学の立場から、地域が主役となった防災まちづくり活動を応援すべく、滋賀県草津市、大阪府堺市美原区、京都市伏見区等で地域と密に連携したプロジェクトを実践しています。

草津市矢倉学区防災ワークショップの様子

活動の内容

滋賀県草津市矢倉学区

地区防災計画の策定に向けた防災まちづくり活動を行っています。地域で被害が想定される直下型地震と風水害に対応した方針と、町内会ごとのハザードマップを盛り込んだ地区防災計画を2017年度中に策定へ向けて進めています。

大阪府堺市美原区平尾校区

自治会単位での防災まちづくり活動を進めています。コミュニティの防災力を高めるように、防災まちあるきを通して地域の防災上の課題を発見し、地域で起こり得ると考えられる被害について議論するワークショップを行いました。また、地域が策定した防災マップや災害対応マニュアルに基づいて避難訓練を行い、避難訓練の改善や防災マップ・マニュアルの改編を進めています。

京都市伏見区

伏見区総合防災訓練の一環で開催される避難所開設訓練の設計と運営に参画しています。京都市の避難所運営訓練マニュアルを基に、訓練の設計や進め方を地域住民の方々や行政と一緒に考えながら進めています。訓練で発見された課題については、マニュアルの修正や次年度の訓練の見直しを行いながら、実効性の高い避難所開設ができるように改善しています。

堺市美原区意見交換の様子

これまでの成果

一連の防災まちづくり活動を通して、地区防災計画の策定や地域の災害対応マニュアル等のアウトプットが作成できるように地域の方々と協働で進めています。

ただし、アウトプットをつくることがゴールではなく、アウトプットを作成する過程を通じて、一人ひとりが災害への対応力を深めることにより、はじめて地域の防災力を底上げすることが期待できるため、取り組みのプロセスそのものを重視しています。

堺市美原区避難訓練の様子

今後の目標・課題

頻発する自然災害に対して実効性が高く効果的な方法で、より多くの地域住民の方々が参画できるような仕組みが必要であると考えています。ただし、あくまでも地域の方々が主役になって進めていく必要があるため、大学と地域との関係を見直しながら、大学ならではの関わり方についても模索する必要があります。

 

これからも地域が主役となったボトムアップ型の防災まちづくり活動を応援するために、地域の方々と協働した取り組みをより一層展開していきたいと思います。

草津市矢倉学区防災まちあるきの様子

【他団体・グループとの連携について】連携可

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活動団体情報

代表者
石原 凌河
(政策学部講師)

専門分野:地域レジリエンス(地域防災、災害復興、持続可能な都市・地域への再生)の取り組み

主な連携メンバー
滋賀県草津市危機管理課、大阪府堺市美原区、京都市伏見区深草支所、各地区の自治会、まちづくり協議会、地域住民等

活動開始時期
2016年4月

主な活動地域
滋賀県草津市内、大阪府堺市美原区内、京都市伏見区内