学生団体TEPPEN(2025年度龍谷チャレンジ<スタートアップ部門>採択事業)

(1)事業の概要

 就職活動に興味のある学生に対して、就職活動メディアとしてInstagramのアカウントを運用し、有益な情報を発信する。悩みのある学生に対しては、就活面談を行う体制を用意し、龍大生の就活を底上げするプロジェクトである。

また、就職活動に関係のあるイベント(面接イベントや、企業交流会)なども催すことによって、学生と企業の接点を作成している。

(2)事業実施項目

Instagramの作成

 龍大の就活生向けのInstagramアカウントを設計した。

就活のトレンドに合わせた情報提供や龍大生限定のイベントの告知などを随時行っている。

 フォロワーは1200人を突破し、右肩上がりの状態である。

龍大生の就活に特化した情報をメインに、繋がりのあるOB・OGなどに実際に話を聞き、投稿している。

就活イベントの開催

 龍大生限定の就活イベントを運営した。企業側のニーズも考慮し、毎年龍大生を何名か受け入れている企業とアポイントをとり、学生15名に対して3社の企業を招致した。

 実際に人事の方に足を運んでいただき、GD(グループディスカッション)のコツや、面接時の人事視点のアドバイスなどを共有していただいた。

 学生にとっても、ここでしか体感することの出来ない貴重な時間を提供することができた。

就活面談の実施

 先輩の実体験を聞ける機会は、人によっては作りにくいことを問題点とした。元龍大生の新卒1年目の社会人の方などとの繋がりを大切に、27年卒業の学生を中心に面談に取り組む機会を複数回用意した。

 面談後の学生からのFB(フィードバック)においても再度開催を求める声が多く、計画している。

(4)事業の成果

「Instagramを通じた成果」

 日々の継続的な投稿更新を行った結果、約3か月という短期間でフォロワー数が1,200人まで増加した。情報発信の一貫性が学生からの信頼につながり、アカウント自体の認知度と影響力を着実に高めることができた。

 就活に役立つ実践的な情報や体験談を提供することで、学生から「必要としていた情報が得られた」「参考になった」といった声が寄せられ、単なる情報提供にとどまらず、感謝される関係性を築くことができた。

「学生への価値提供」

 就職活動に関連するイベントや、キャリア面談を定期的に実施することで、「ここでしか得られない体験」を学生に提供した。企業担当者との接点の創出や、リアルな就活体験を通じ、他では得難い実践的な学びの場を作り出した。

エントリーシートの添削や面談練習といったサポートを行うことで、学生の就職活動に向けた準備を、より具体的かつ自信を持って進められるよう支援した。

「就活イベントによる成果」

 実施した就活関連イベントにおいては、参加学生からの満足度が90%を超え、多くの学生が「今後も参加したい」と回答が寄せられる高い評価を獲得した。

 イベント後のアンケートでは、「通常の就活では出会えない貴重な体験ができた」「企業担当者と直接話せる機会はとてもありがたかった」といった声が寄せられ、リピート希望は85%を超える結果となった。

(5)今後の課題と展望

 現在の事業における課題は、学生からの就職活動に関する相談に応じ、進路の方向性や強みを踏まえた提案までは行えているが、学生のその先の具体的な行動や企業との接続にまで十分に伴走できていない点である。例えば、「このような業界や企業が合っているのではないか」という助言を行うことはできているが、実際に応募や面接、内定獲得へとつなげる責任を持ったサポートが提供できていない。その結果、支援が途中で途切れてしまい、一部の学生が離脱してしまうケースも見られた。現状では相談から提案に至る「助言型」の支援にとどまっているため、学生にとっては「参考にはなるが、最終的な成果まで結びつかない」という不満や不安につながる可能性があり、長期的な信頼関係の構築という点で改善の余地が残されている。

 今後の展望としては、法人化を進め、正式に有料職業紹介事業の認可を取得することで、学生を企業に直接紹介できる仕組みを構築していきたいと考えている。これにより、これまでのように提案で終わるのではなく、学生が実際に企業と出会い、選考を経て内定獲得に至るまで、一貫して責任を持った支援を行える体制が整う。また、学生一人ひとりに寄り添い、就活の初期段階からキャリア形成の各プロセスを最後まで伴走できる支援能力を高めることによって、学生に安心感と信頼感を提供できるようになると考えている。こうした取り組みを通じて、現状の「情報発信や相談対応」を中心とした活動から一歩進み、「学生のキャリアを最後まで支えるプラットフォーム」へと事業を発展させていくことを目指している。

(6)事業実施を通じて見出された特長

  1. ポイント1「大学特化の就活メディア」
  2. ポイント2「学生が主軸に運営しているので、視点が現役就活生に近い」
  3. ポイント3「年明けに予定する法人化によってサービスの向上が見込まれる」

活動団体情報

代表者
新谷 壮太郎

連絡先
価値創造推進部

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