龍谷大学福祉フォーラム

活動の概要

福祉フォーラムは、さまざまな分野や広範な人々との連携・協力を創りだし、社会福祉のさらなる発展を目指しています。また、「共生」と「協働」をキーワードに活動し、社会のすべての構成員がみな等しく、生き生きと人間らしい暮らしができる地域づくりのために、「福祉」という切り口から、地域住民、当事者、暮らしや命に関わる専門職、学生、NPOなどの市民セクター、行政セクター、企業セクターなど多様な立場の人々が集い、「協働」できる場を提供することを目的に活動しています。

活動の内容

福祉フォーラムの事業は、「専門セミナー」「共生塾」「フォーラム」を中心に実施しております。

「共生」と「協働」をキーワードに、「交流の場」「支援の場」「創造の場」「協議の場」をどのようにつくっていくか、フォーラムに参加されるみなさんとともに考え、主に次のような四つの「場」を提供しています。

交流の場 … ネットワークの形成する。
支援の場 … 専門職やNPO、市民活動を支える。
創造の場 … 新しい取り組みを創り出す。
協議の場 … 知恵を出し合い「まちづくり」や必要な活動の方向を定める。

この4つの「場」はそれぞれが互いに作用しあい、関わり合いながら「場」としての広がりと深まりをもっていきます。

主な事業概要

「福祉フォーラム」の開催

講演会やシンポジウム、分科会、実践報告などを多彩に組み合わせて、テーマにもとづき開催しています。

公開講座「共生塾」の開講

社会問題や社会福祉課題について具体的なテーマを取り上げて講座を行います。

「専門セミナー」の開講

専門職の方を対象とした講座です。医療、教育、福祉などの現場で直面する問題について解決策や展望を学際的に追求していきます。

これまでの成果

福祉フォーラム2017 「障がいのある人への意思決定支援 ~オーストラリアの実践から学ぶ~」を開催しました!

2017年9月9日(土)、瀬田キャンパスにて、福祉フォーラム2017「障がいのある人への意思決定支援 ~オーストラリアの実践から学ぶ~」を開催しました。SDM-Japan 代表の 水島俊彦 氏をお迎えし、『オーストラリアの意思決定支援から学ぶこと ~わが国の実践にどう生かすか~』をテーマに、ご自身の活動経験および南オーストラリアでの実践者の経験をもとにご講演いただきました。

水島氏は講演の中で、「障がいを持つ方を支援事業者がコントロールすることは、その人の人生を盗むような結果になる。障がいのあるなしにかかわらず、誰もが、自信と誇りをもって、内なる希望に基づく意思決定と可能性を追求できる社会を目指していきたい」と力強くご講演いただきました。

続いて、南オーストラリアの実践者であるシェア・ニコルソン氏 (SDM Original Trainer)とデビー・ノーレス氏(SDM Trainer)から「S.A-SDM(支援付き意思決定モデル)~南オーストラリアにおける意思決定支援の実際」について実践報告をいただきました。

その後、本学社会学部 樽井康彦准教授がコーディネーターとなり、「当事者主体の意思決定支援とは」をテーマにシンポジウムを開催しました。フォーラム参加者からは「意思決定支援について整理が出来た」、「今後の相談業務に活かせる内容だった」などの感想が寄せられました。

福祉フォーラム2017の様子

今後の目標・課題

昔のように家族だけで福祉機能を担ったり、地域で見守ったりすることができなくなった今、地縁や血縁を超えて繋がる、新しい支え合い仕組みを構築していくことが求められています。

福祉フォーラムでは、そのための仕掛けをしたり、専門職や支援する人をサポートする役割を担うほか、困っている人たちと支援する人たちの媒介として、社会と福祉を繋げる架け橋となることで、龍谷大学ならではの社会貢献が行えると考えています。

【他団体・グループとの連携について】連携可

お問い合わせ

以下のフォームに必要事項を記入し「確認画面へ」ボタンを押してください。
※印は必須項目です。



※半角英数字で入力してください

※個人情報保護への取り組みについてはこちら をご覧ください。

PDF

活動団体情報

代表者
山田 容
(福祉フォーラム会長、社会学部現代福祉学科 准教授)
専門分野:社会福祉学

連絡先
福祉フォーラム事務局

主な連携メンバー
地域住民、課題当事者、専門職、学生、NPO法人など

活動開始時期
瀬田キャンパス(1998年4月)

主な活動地域
滋賀県、京都府

03すべての人に健康と福祉を プロジェクト一覧