ボランティア・NPO活動センターによる深草キャンパスを拠点とした活動 〜地域に根ざしたボランティア活動をめざして〜

活動の概要

ボランティア・NPO活動センターは、ボランティア活動を共生教育の一つとして位置づけ、思いやりと責任感のある行動的な人間を育成することを目的としています。そのために、学内のみならず、国内外の高等教育機関、各種のNPO・NGO、浄土真宗本願寺派、地方公共団体等との交流を深め、学内外における様々なボランティア活動の振興を図る活動を行っています。

活動の内容

1.深草ふれあいプラザでの運営協力

伏見区役所深草支所地域力推進室まちづくり推進担当が事務局となって毎年開催される深草ふれあいプラザに40名ほどの学生が参加し、ステージ運営や、模擬店の運営をお手伝いしています。ボランティア内容は毎年、支所地域力推進室担当者と相談しながらきめており、ふれあい事業実行委員会の意向を取り入れつつ、その年にあった形でボランティア協力しています。

  • 2016年度 深草5学区対抗戦の司会と運営補助の他、地域の団体が運営する模擬店を手伝い、ボランティアNPO活動センターの紹介など地域の方と学生の良い交流の場となっています。
  • 2017年度は雨のため中止。

深草ふれあいプラザの様子

2.深草児童館でのサマーフェスティバル運営

大学近隣に位置する深草児童館の地域交流の取組みの一つとして、サマーフェスティバルを開催しています。センターで年間を通してボランティア活動を行っている学生を中心に、企画、大学内でのボランティア募集、準備、運営まで学生スタッフが主体的に行い、児童からも大変楽しみにされています。2017年度は地域の竹を使った水鉄砲、ペットボトルボウリングを児童館で行いました。参加した学生には、児童館の役割や、子ども達を取り巻く現状を学ぶ場にもなっています。

深草児童館での活動の様子

3.東日本大震災等復興支援ボランティア

東日本大震災復興支援、平成28年熊本地震復興支援(2016年のみ)の取組として、被災地でのボランティア活動、学内でのボランティア活動報告会などを継続して行っています。未曾有の災害と言われる東日本大震災を遠くの出来事とするのではなく、地元の人たちとの交流を通して、自分事と捉え、防災や、命の大切さを学ぶ機会としていきます。

熊本地震復興支援活動の様子

これまでの成果

活動する中で、公共団体、地域団体の方達と顔見知りになり、挨拶をかわす関係ができています。学生は若い力とみずみずしい発想力で、地域の大人が考えつかないようなアイデアや、企画を提案し、率先して動く行動力があるため、とても喜んでもらっています。「こういった交流の中で、地域の事情を知ってほしい。学生が来ることで、盛り上がる。」といった声をいただいています。今まで培った信頼関係をこれからも継続して育て、災害などのいざというときにも、地域の力として学生の若い力が期待されています。

今後の目標・課題

地域に根ざしたボランティア活動を行うために、さまざまな団体との連携を強化するともに、現在の活動をより発展させ、継続した取り組みを行いさらなる地域貢献につなげることを目指しています。団体との関係は、信頼関係がベースになっています。学生は連携する団体と直接連絡をとりあい、注意することとしては、早めの連絡、誠実な対応を心がけるように伝えています。ボランティア活動を通して、社会人としての基本を学び、周りの人たちと関係を結び、活動を豊かに進めていくことを体得し、大学卒業後は自分達の地域で市民活動を新たな仲間と協力して進めていけるような人材育成を目指しています。

受賞・助成採択実績

  • 平成28年度ボランティア功労者厚生労働大臣表彰 受賞
  • 大和証券福祉財団からの「平成28年熊本地震」災害時ボランティア助成金
  • 中央共同募金会からの赤い羽根「災害ボランティア・NPOサポート募金・九州」助成金
【他団体・グループとの連携について】連携可

連携先へのメッセージ

地域をもり立てたいと考えている学生はたくさんいます。学生が力を発揮する場所を提供下さい。

お問い合わせ

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活動団体情報

代表者
阪口 春彦
(ボランティア・NPO活動センター長、短期大学部教授)

主な連携メンバー
自治体、地域住民、NPO・NGO団体

活動開始時期
深草キャンパス(2001年4月)

主な活動地域
京都市内、石巻市雄勝

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