(1)事業の概要
京丹後市宇川地域の団体・農家と協力し、地域で育てた梅やサツマイモを使用した梅ジャム、サツマイモジャムの商品開発・製造・販売を行う。地域内外での試食会や交流会などのイベント、マルシェやオーキャン等での販売を通じて地域内外の人に宇川地域の魅力を知ってもらい、地域を応援してくれる人を増やす。また加工により付加価値をつけた、長期保存可能な特産品の販売ルートの開発により、持続可能な地域経済の実現を目指す。
(2)事業実施に至る経緯と背景
宇川地域では近年獣が深刻化しており、農業を諦めてしまうという現状を地域の方との対話の中で知り、諦めの意識を払拭したいという思いから本事業を実施した。私たちが地域の方と共同栽培した作物を商品化し、付加価値をつけることで地域活性化に貢献することに加えて宇川地域の応援団の増加を増加させることも目標に掲げた。
(3)事業実施項目
(1)宇川温泉(地域)、てんきてんき(道の駅)、政策フェス・生協・OCマルシェ(龍谷大学)での梅ジャム販売
地域の観光地である宇川温泉にて梅ジャム5瓶、てんきてんきにて15瓶、学内生協では10瓶を卸すことができた。またOCマルシェでも85瓶販売し、地域内外に向けて宇川地域の魅力を発信することができた。
(2)さつまいもの栽培・収穫
宇川地域では近年獣害が深刻化しているため、収穫予定では50kgだったが、実際に収穫できたのは大幅に少ない25kgしか収穫できなかった。
(3)梅ジャムレシピ集の作成
既存商品である梅ジャムの魅力をさらに広めるために梅ジャムレシピ集の作成を行った。作成したレシピは4品で今後はマルシェなどで配布する予定だ。
(4)芋ジャムの開発・販売
地域の方と共同栽培したさつまいもを使用してさつまいもジャムの開発を行い、2月に地域内の温泉施設で販売した。
(4)事業の成果
- 今回の事業で芋ジャムを開発・販売を実施した理由として近年宇川地域では獣害が深刻化しており農業を諦めてしまう人が増加しているという現状を地域の方から聞き、諦めの意識を払拭したいという思いから今回の事業を行なった。事業を行う上で獣による被害を受けながらも収穫できたさつまいもを使用した芋ジャムを商品化し付加価値をつけて地域内の温泉施設で販売したことで地域の諦めに良い印象を与えることができたと考える。
- 梅ジャムを地域内の温泉施設や道の駅、生協、マルシェなどで年間115瓶販売し、宇川地域の魅力を多くの方に届けることができた。宇川地域でおこなったイベントでは地域外から参加した方も大勢おり、マルシェで梅ジャムを販売した際に宇川地域のことを知ってくださった方や地域の情報発信による成果が形になった。
- 芋ジャムを試作する上で地域の方から下処理も方法や火加減などたくさんのアドバイスを受け対話を重ねたことや宇川加工所の商品をOCマルシェや地域外イベントで販売し、地域の魅力発信を発信したことで信頼関係を構築することができた。
(5)今後の課題と展望
今回の事業での課題は、さつまいもの保存方法や繊維が多いなどのさつまいもの質が原因で年間スケジュール通りに進められず試作品完成まで時間がかかってしまった。結果的に12月に販売開始する計画だったが2月に販売することになってしまった。また販売場所に関しても本来であればマルシェなどでも販売する計画だったが試作品完成が遅れたことで叶わなかった。
今後は、地域内の温泉施設だけでなく道の駅やマルシェでも販売を開始し、梅ジャム同様の販路拡大を行う。また梅ジャムや芋ジャムなどの地域食材を使った商品を学生が地域と協働して製造・販売することにより多くの方へ「食」を通じて宇川地域の魅力を知っていただくことを目的とし活動していく。
(6)事業実施を通じて見出された特長
ポイント1「地域の方と積極的に対話をすること」
ポイント2「地域で得た知見や感じたことを外部に発信すること」
ポイント3「地域の方と共同で作物を栽培するなど今まで経験したことのないことに触れ、地域の方と協働して価値を生み出す努力をすること」
お問い合わせ
活動団体情報
代表者
桐野江 宝
連絡先
価値創造推進部
主な連携メンバー
酒井農園、宇川加工所、戸根義郎氏
主な活動地域
宇川地域